「人」にやさしい情報化の追及
1980年代初めのころから、私はIT(情報化技術)の仕事に携わってきました。当時まだ大型汎用機が幅を利かせていた時代ですが、将来的にコンピュータは社内の重要なインフラのひとつとなると思い、この仕事を一心不乱にこなしていました。
1990年代後半になると、パーソナルコンピュータ(PC)が手頃の価格で調達できるようになってきました。期を同じくしてマイクロソフトのOS、ウインドウズの出現によって、PCのビジネスでの活用が一気に盛んになってきたのもこのころだと思います。
しかしこのころから、私はこの業界に様々な「疑問」を持つようになってきました。コンピュータは、本当に「人」のためになっているのだろうか。何か、メーカーやベンダーに振り回されているだけではないのか。
この「疑問」を胸に秘めたまま、とりあえず21世紀になるのを契機に、サラリーマンをやめ、利用者のための情報化指南を目的に、パートナーと二人で独立し「アーバーズ」とい名の会社を起業しました。これまで私はサービスを提供される側、パートナーはサービスを提供する側の人間でした。二人で、利用者のための新しいサービスを提供する会社をという思いでした。この会社が、再情報化研究所の母体となっています。
「アーバーズ」での活動を進める中で、新たなタレント達との出会いがありました。同じく情報を扱う職業ですが、広報(PR)業界の仲間です。広報という仕事は、社内のコミュニケーションだけでなく、社会とのコミュニケーションも活性化させ、会社や商品、サービスの認知度を高めることで、結果業績を良くしていく仕事です。
情報化技術(IT)も広報(PR)も、いずれも人と人とのコミュニケーションが重要なカギを握っています。再情報化研究所では、人と人とのコミュニケーションを大切にし、広報PRと情報化技術(IT)を融合した、日本生まれの全く新しいサービスをみなさまに提供していきたいと考えています。
長渡 和好
現在「現状俯瞰元帳」の構築支援を行っています。